こんにちは、こうきちです。
みなさま憧れのハーレーダビッドソン。
いつかはハーレー。
バイクを乗られている方も、バイクにのったことが無い方も
ハーレーの名前を聞いたことが無い方はいらっしゃらないと思います。
そんなハーレーダビッドソンですが、
松本人志さんで話題の【文春砲】で取り上げられています。
今回はハーレーダビッドソンの日本での闇を取り上げてみたいと思います。
正規ディーラーへの目標達成む可能な過剰なノルマ
HDJが120周年にかけて正規ディーラーへ『前年比120%』のノルマを課しました。
高級車であり元々爆発的に台数が売れるビジネスモデルではありません。
市場分析をしたわけでもなく、単に120周年をかけただけ、
このノルマを達成するために各ディーラーは非常に厳しい店舗運営をさせられてます。
首都圏ディーラーで毎月約10台、全国最多販売クラスのディーラー月20台の販売ノルマになります。
シーズンになると達成月もありますが、店頭販売だけだと50%以下で終了してしまうのが現状です。
そんな現状に対して、HDJがノルマの達成状況を評価します。
四半期の内1度でも売上が目標の80%に満たない月があると
NGS(Not in Good Standing=悪い状態)と認定されるそうです。
次の四半期もNGS認定となると東京の本社に呼び出され契約解除をちらつかされるそうです。
特に120周年の2023年は無茶なノルマの為契約解除の危機のディーラーが続出しているそうです。
2022年より大半のハーレーはタイで生産されています。
インドや中国もあります。最高級のCVOはMADE IN U.S.Aですが
この事実をハーレーのディーラーでは一切言いません。
お客様はアメリカの雰囲気を買いに行っているのに
MADE IN THAI のハーレーと知ったら購入するでしょうか?
私ならしません。
過剰なノルマを課す中、
ユーザーの夢がどんどん削られていると感じるのは私だけでしょうか?
HDJ野田一夫社長とはどんな人物?
1969年生まれ、福岡県出身、1993年のマツダに入社以来、
BMWジャパン
アウディジャパン
トライアンフモーターサイクルズジャパン
を経てHDJの社長に就任。
HDJの日本人社長就任は9年ぶりだそうです。
現場では何が起こっているのか?
ハーレーのディーラーは販売台数に対し、店舗が多すぎるため
社長の野田氏は減らすも増やすもしないとおっしゃてますが、
個人的予想ですが店舗は減少していくものと思われます。
- 老舗の村山モータースの破産
- ハーレーダビッドソン オートランド札幌の閉店
- ハーレーダビッドソン世田谷の閉店
- ハーレーダビッドソン昭和の森のディーラー契約解除
- ハーレーダビッドソン山梨のディーラー契約解除
- ハーレーダビッドソン滋賀の双葉工業が彦根店を閉店しSHINWAグループにディーラー権を譲渡
長年にわたり地域密着で愛されていた店舗が無くなって行っております。
あと、過剰なノルマを達成するためにディーラーが登録をし、
個人に販売したことにして
新車を販売できない資金力のあるバイク販売店に流れています。
グーバイクを見るとバイク王などでも登録のみ車両、元試乗車などの掲載も見られます。
さらにディーラーが資金化のために登録だけした車両を中古車として掲載しています。
この結果、販売価格の低下かが起こります。
文春砲を見て感じたこと
ハーレーの国別シェアをご存じでしょうか?
アメリカがナンバー1で世界シェア第2位はなんと
日本
なのです。
ハーレーは、絶えず未来を見て新しいものにチャレンジする
商品づくりをしてきているメーカーです。
なので出てくるニューモデルはいつも斬新です。
最先端のハーレーを求めている方も多いのはもちろんです。
ハーレーは絶えず前倒しで次年度のモデルを発表し、最新モデルをアピールし
ユーザーは最新モデルに酔いしれます。
でも私たちがハーレーに求めているものは
オールドハーレーの3拍子の鼓動感
ではないでしょうか?
尚で本当にハーレーが好きな販売店はディーラーを辞め
正規ディーラーのステータスを手放して
1つのハーレー好きのバイク屋に転身しているんだと私は思います。
ハーレーが心の底から愛しているユーザーが一人でも増えるよう
ユーザー目線にもっと立っていただけないかと感じる記事でした。